徒然狸 -タヌキの日記-

明けぬ夜の燈明

雲について

某美女に聞くところによれば、今期は例年に比べ気温が高いそうで。
(訳:今年は暖冬だってお天気お姉さんがいってたよ)
そういえば11月も下旬に入り、そろそろ12月。
気の早い部署ではクリスマスツリーを飾り始めていてツッコミに忙しい今日この頃。
にもかかわらず、考えてみれば半そで一枚で快適なサイクリング生活を送れるのもおかしな話です。
季節を見誤って羽化を始めているとち狂ったモンシロチョウも一匹や二匹ではありません。
ちなみに並走して分かりましたが、モンシロチョウの飛行速度はおよそ時速15キロくらいっぽいです。
 
でまあ田舎なもので、空が広い。
泣きたくなるほどに広い空の下を自転車で走るのは本当に贅沢な感があります。
空には雲。
筆で描いたような、美しい巻雲が青空を白く染め抜いています。
・・・ところでここで突然トリビアの泉が始まりますが、美しい巻雲は、実は雨の予兆だったりします。
雲というのは基本、空気に含まれる水蒸気が上昇気流に乗って冷やされ、凝集したものです。
雲があるところには必ず、上昇気流があります。
しかし巻雲は、なぜあんなにも儚げな姿をしているのか。
これは、巻雲の発生原因となっている上昇気流が、非常に穏やかに起こっているからです。
 
具体的には、巻雲が見えたら、その南西およそ800 km離れたところに温暖前線があり、それが近づいているということになります。
 
我々はいま冷たい大気の中におり、800 kmのかなたではそこに暖かい大気が流れ込んで、我々のいる冷たい大気にゆっくりとのしかかってきています。
流れ込んだ暖気は我々の寒気の上をゆっくり上昇しながら進んできていて、その最先端では巻雲が観測されます。
その上昇角度はおよそ6度。
非常になだらかな滑り台が、我々の頭の上にできているのです。
そしておよそ1日〜1日半かけて徐々に雲が低くなっていき、やがて暖気は滑り台を登り切って我々の頭上に到達し、雨を降らせます。
 
というわけで、明日の関東地方は雨模様です
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
※参考文献

雲と風を読む (新装ワイド版 自然景観の読み方)

雲と風を読む (新装ワイド版 自然景観の読み方)

 

筆者は盲導犬を尊敬し、個人的に応援しています。
https://www.moudouken.net/





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