うちの部署でイベントを企画・運営することが割とあるのですが、その様子をビデオで撮影し、地方・海外拠点に配布することがあります。
が、最近のビデオカメラときたらデフォルトでハイビジョン。
そのデータは膨大になり、会社で使っているノートPCでは編集が困難なことがあります。
そんな時は仕方ないので、自宅の無駄にハイスペック（購入当時）なPCで編集したりするのですが、まー滅入る滅入る。
何が悲しくて、おっさんがしゃべくるだけのくっそつまらない動画（４時間）を編集しなければいけないのでしょうか。
ヨコで半裸のコンパニオンがくねくねしてたりすればまだやる気が出るのですが、世の中そう甘くはないようです。
が。
ちょっと妄想してみる。
世界は滅亡した。
自分以外の人間はすべて死滅し、絶対的な孤独の世界にひとり生きている。
そんななか、かつて自分が勤めていた会社で撮影した映像を眺めているのである。
もしもういちど、この映像の世界に生きられたなら。
自分はどんな風にその世界を楽しみ、噛みしめ、幸せを感じるのだろうか。
しかし、この部屋の外は荒野が広がるばかり。
人類はおろか、鳥の声、虫の音の一つすら存在しない、絶対的な孤独の世界が果てしなく続くばかりなのだ――。
おお。
おっさんがしゃべくる動画で目頭が熱くなってくる・・・！
（ためいき）
徒然狸 ―タヌキの日記―
筆者は盲導犬を尊敬し、個人的に応援しています。
https://www.moudouken.net/
