うちはメーカーですから、製品性能を極限環境で試験することがありまして。
本日、90℃の部屋で性能試験をする羽目になりました。
本当は90℃の箱に手だけ突っ込んで試験できればいいのですが、そういうわけにも行かず。
100人乗っても大丈夫な倉庫くらいのサイズの恒温装置内部を90℃に加熱。
製品を持って突撃。
……まあ90℃といえばサウナくらいですが、恒温漕の中は温度を均一にするため、風が吹き荒れています。
サウナで団扇を使ってみるとわかりますが、90℃の熱風はなかなか熱いのです。
あと、作業服まで着てるし。
服を着たままサウナで風を感じる。
・・・
もう、ノンストップで汗がポタポタポタポタポタポタ。
そして、鼻呼吸ができません。
鼻が痛いからです。
都合、あっという間に口の中が干からびます。
苦しくてハァハァ息をするので、過呼吸になります。
作業終了後、まともに歩けず。
抹消系がしびれて、とにかく汗が出て、めまいがして、お花畑が広がっています。
思えば作戦ミスでした。
これ系のきついやつは、疲れたら休憩ではなく、３分に１回とかあらかじめ休憩タイミングを決めておくべきでした。
一つ賢くなりました。
で、次。
同じ部屋をマイナス30℃まで冷やして、同じ試験をします。
もちろん風が吹き荒れています。
寒いとかじゃありません。
痛いんですね、この状況だと。
とにかく指先と鼻先がやばい。
靴を履いている足の指先まで痛みます。
仕方ないので休憩を取りまくりながらなんとか実施。
最後に、0℃の箱に肘から先だけ入れて試験。
0℃の大気って春先のように清々しいね！
徒然狸 ―タヌキの日記―
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