徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

今週のお題「ねむい」

入眠の秘技について。
我が社では頭と体をバランスよくフル稼働させることが出来る。
まったく自分にあった働き方なのだが、都合、すげえ疲れる。
定時終わる頃には眠くなるんである。
そこで見出したのが、シエスタの有効性。
つまりは昼寝。
これを取ると取らないとでは、午後の馬力が桁違いに変わってくる。
 
昼寝。
字面ほど気楽なものではない。
スタッフ部門では昼休みは60分だが、現在潜入中の工場部門では50分(その分定時が10分早く来るんだが。。)。
飯を食うのにおよそ12分。
チャイムは始業5分前に鳴る。
デスクワークで昼を迎えることが多いので、仕事をすぐ切り上げるのは難しく、ロスタイムおよそ3分。
都合、睡眠可能時間、正味30分。
30分。
この時間内でいかに眠れるかが勝負だ。
 
眠るとは熟睡であり、いびきをかくほどの眠質が望まれる。
しかし、周囲には人がいる。
騒々しい。
当然明るい。
いかにして中枢神経を鎮め、入眠するかが重大なポイントとなる。
度重なる困難の中、編み出した入眠の秘技はこうだ。
 
1.パソコンの画面を消す
目の前が明るいと入眠は極めて困難となる。
可能ならばアイマスクの着用がよろしかろう。
 
2.腕組みをし、頭を垂れる。
つまり体を小さくまとめ、体制の崩れを抑制する。がくっとなって目がさめるのを阻止する。
 
3.視線(眼球)を下に向ける。
眼球が正面を向いた状態より、下に向けた状態のほうがより暗くなる。
かつ、眼球の向きを意図的に一方向に向けることにより、思考と連動した眼球の運動を抑制できる。
 
4,単調な場面を夢想する。
羊をかぞえるのが古典的な例だが、古典的すぎていささか非現実的である。
長い長い坂道を、パチンコ球が転がり落ちていく様子を主観的に想像するだとか、
のどかな山間をグライダーでゆっくり飛び回る様を夢想してはいかがだろうか。
 
以上のポイントを忠実にこなして成し得るのが、我が入眠の秘技である。
いびきをかけたら大成功だ。
午後の勤務における活力がまったくもって別次元なのがご体感いただけるかと思う。
精進なされよ。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
 

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