今週は両親とも法事でいないのですが、それに伴い困った事態に陥っています。
ウサギの佐助、大脱走の巻。
佐助は室内の一角を柵で囲ったスペースで暮らしています。
柵は鉄製で、隙間は四センチ程度なのですが、佐助はまだ仔ウサギなのでその隙間を抜けられます。
仕方ないので低い位置にある隙間は針金で塞いであります。
しかしこのたび、佐助先生はもっと高い位置にある隙間から外にでる技を身に付けたようで。
何度連れ戻しても目を放したとたんに脱走するようになってしまいました。
今週は昼間は誰も家にいないので完全自由行動ウサギとなります。
ウサギはネズミと同じように歯が伸び続ける動物なので、堅いものをかじるのが大好きです。
……先日は、携帯の充電ケーブルがやられました。
何とか脱走を防がねばなりませんが、忙しくて小細工をする暇はありません。
仕方ないので、ガムテープで目張り作戦。
作の高さの半分ほどをガムテープで目張りしました。
よし、これでよかろう、と思ったら甘かった。
ガムテープを足場にして、柵そのものを飛び越える技を身につけてしまいました。
自分の体長の倍近くある柵を飛び越えるとは……。
こうなったら上を塞ぐしかありませんが、そんな大きな板がない。
しかたないので、ハンガー類を組み合わせて蓋をする。
これで逃げられまい。
……十分後、脱走。
ハンガーの隙間をすり抜けつつ柵を飛び越える能力が身についていました。
もう、完全に蓋をするしかありません。
大きな板状物体を探したところ、ズボンプレッサーがありましたが、間違って落ちてきた場合佐助が潰れるので却下。
代わりにアイロン台を使って蓋をし、足りない部分にはプラスチックのフォルダをおいて塞ぎました。
……もはや佐助の姿が見えませんが、日曜に両親が帰るまで辛抱していただきます。
徒然狸 ―タヌキの日記―
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