徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

第一使徒と第二使徒

15時。
内線で大将にいきなり呼ばれる。
何事かと行ってみると、うちの研究室にはいりたいという中国人留学生が待っていた。
第壱話
留学生襲来
でまあ、私の行っている系統の研究に興味があるということなので、研究の説明をしてくれとのこと。
第二外国語で履修していた中国語が頭を過ぎりましたが、現在日本語学校に通っているらしく、まあそれなりに日本語を解してくれたのでなんとかなりました。
やれやれ……。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
 
2200、外に出る。
な、なんじゃこりゃ……
第弐話
木枯らし襲来
なんか風が強くておかしいとは思っていたが、なんだこの極寒地獄は。
基本的に薄着で、今日も厚手のジャケットを羽織っているとはいえ、下はとっくりのTシャツ一枚である。
こういう急激な寒冷化には対応できない。
ふと、もはや身内も覚えていない「笑劇!ITAさん物語」の「さーどいんぱくと」後の情景が思い出された(ヒロインの怒りで地軸がズレて一週間で極地のような気候になった)。
ちょっと耐え難いが、幸いこの付近は急坂が多い。
走る!!
よし、メールを打っている手先以外は温まった気がする。
まさか手袋が必要になるとは思わんかった……。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―


最寄り駅。
寒いと思ったら息が白い。
雨かと思ったら霰が降り始めた!!
自転車で 疾走したら 顔いてえ
なんじゃこりゃ……
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 





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