徒然狸 -タヌキの日記-

明けぬ夜の燈明

台風と老化

お〜いお茶から今年の入選俳句集が届きました。
開いて1ページ目にお茶ボトルの写真が思い切り載っているのがなんともですが、それなりにちゃんとした冊子になっています。
ちなみに、自分の俳句入り製品は来年〜再来年に1ケース送られてくるそうです。
……保存用以外は飲まないと邪魔だが、飲むのもなぁ……。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
 
本日、台風祭。
本当は過ぎ去ってから帰ろうかとおもったのですが、私の居住区が強風域から抜けるのは23時くらいだし、電車が止まったら帰れなくなります。
……うちの最寄り路線は昔、強風で脱線したことがあるらしく、すぐ止まるのです。
そんなわけでまあ名ばかり夏休みも今日で終わりだし、風雨が弱まったのを見計らって1830時に研究室を出る。
ちなみに今日はいつも通り、半袖のポロシャツで出たんですが、完全にミスでした。
最高気温21度て。
もうね、夏しっかりしろと。
で、明日は台風一家(アホ携帯)で33度。
夏自重しろ。
廊下に立ってろ。
 
天気とお話する
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
 
うちの細胞、夏になるとおかしくなるんですが、理由が見えて来た気がします。
細胞は長く培養すると性質が変わっていきます。
それは単に「分化(性質変化)」であることもありますし、「老化」である場合もあります。
これは正常細胞(癌化していない有限増殖細胞)のみで起こり、株細胞(癌化した無限増殖細胞)では起こらないと思っていたのですが。
最近になって、一般的に性質が安定している株細胞でも起こることを知りました。
で、どうやらうちの細胞たちは、老化や分化をしている模様なのです。
ぶーちゃん(ラット骨芽細胞)は元々は正常細胞なのですが、培養しているうちに自然に癌化して株細胞のように安定増殖する細胞です。(ネズミ系の細胞ではよくあること)
しかし、やはり元は正常細胞だからか、老化の傾向が現れているように見えます。
具体的には細胞の形態が不均一に、いびつになり、酵素活性も落ちています。
またフィーちゃん(マウス線維芽細胞)のほうは、元々株細胞です。
しかしこのところ、細胞群の中に妙に大きな細胞が散見されるようになりました。
これは細胞が分化している兆候らしいです。
で、実験に使う細胞というのは元は凍結保存されていまして、これを解凍して(起こして)使います。
一昨年も去年も、夏に新しい細胞を起こして使ってきました。
それが、毎年夏になるとおかしくなってくる。
……つまり、ぶー・フィーは起こしてから大体一年で、分化あるいは老化してしまうものと思われます。
 
とりあえずいま、それを裏付ける最後の実験をしています。
これでおかしければ、今いる細胞は破棄して、新しいのを使わなければなりません。
……ただ、うちにはもう凍結細胞のストックはありません。
フィーちゃんは株細胞なので、買えばそのまま使えますが、ぶーちゃんは売っていません。
あれは、「ラット間葉系幹細胞(RMSC)」という細胞をまず買ってきて、それにある試薬を与えて強制的に分化誘導した、言わば人工細胞なんです。
つまり、細胞の作り直しです。
納期を計算に入れると一ヶ月はかかります。
学会は12月。
……タヌキちん、ピンチっ。
 
いつもピンチとトラブルの
徒然狸 ―タヌキの日記―





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