徒然狸 -タヌキの日記-

冬が来たんじゃない、秋が深まったんだっ

俳句と雑務

小隊でティーバッグ型のお〜いお茶をよく飲んでいます。
紅茶のごとく、ティーバッグが個包装されているのですが、そのひとつひとつに、歴代の俳句大賞の優秀作品が載っていまして。
児童生徒の作品も多いのですが、どれも凄まじい作品ばかりです。
何がすごいかって、読むとその情景や空気の質感なんかがはっきりと浮かび上がるんですな。
ホントにこれ、子供が詠んだのかと。
信じられないくらいのすごさがあります。
数ヶ月くらい見続けて、いい俳句ってのはこういうことなのかと、ようやく気付いた今日このごろです。
ではここで、今日見た一句をご紹介しましょう。
すごい句です。
 
高校生の部
 
指先で 読む英単語 雪予感
 
受験の冬。
英文をたどたどしく読んでいる様子を、「指先で読む」とさらりと表現できる凄さ。
また、「英文」ではなく「英単語」を読むというところにもたどたどしさが現れており、そこに若々しいみずみずしさを垣間見ることが出来ます。
そして「雪予感」。
冬は寒いですが、雪が降るな、というときにはその寒さが一際冴え、大気は雪の匂いを纏うものです。
勉強のさなか、そういった空気をふっと感じたということから、部屋の中はそれほど暖かくはないことがわかります。
つまり、こたつに入り、どてらかなにか着込んで、背を丸めるようにして単語を追っているのです。
そしてなにより、ただ「雪予感」と置く凄さ。
それがまた、ぴたっと収まっている。
寸分の狂いなく力強く打ち下ろされる匠の鎚のような、重く、それでいて胸の空くような季節感がありありと感じられます。
 
まあこれは私の勝手な鑑賞ですがね。
一瞬でこれだけの情景を人に与えるのは、さすが優秀作品です。
最後に、これは少し前に見た句ですが、ずっと覚えいる一句をご紹介。
 
真っ白な 予定なんでも できる夏
 
なんでもできる夏。
私の歳になってみれば、「なんでもできたはずの夏」。
そんなお伽話のような季節が、確かにあったはずなのに。
今はもう、時の中に、遥か遠く。
読んだ人それぞれに無限の思いを抱かせる、たった三十一文字。
 
= = =
 
輪講も終わったので、本日は溜まっていた細かい作業を延々と。
かけっぱなしだった反応を回収し、SEM観察。
ちゃんと出来ている。
蛍光顕微鏡の代理店にメール。
先週、撮影ソフトの一つがエラーを出した件を報告、指示を乞う。
細胞の培地を交換、2フラスコは継代。
トリプシンが底をついてあせる(他の研究室の備品)。
注文の品を受取。
下ろしておいた助成金が足りず、財布から千円借りる。
注文の品の一つは製造中止だったため、代替品を発注。
蛍光顕微鏡の代理店から回答。
おそらくドライバが破損しており、再インストールで直るかも、とのこと。
試行、解決。
抗体販売会社から連絡。
保証関連の報告書が受理された旨。
医大にメールの後やりとり。
破骨細胞の実験が開始されていたことが判明。
今月中旬に破骨講座を受ける約束をとる。
サンプルの粉末をプレスして錠剤に成型。
なにがいけないのか錠剤が割れまくる。
三分の一くらい無駄にしたかもしれない。
そういえば朝の占いで「双子座の貴方はプレス運が最悪。今日はズボンも粉体も鉄板もプレスするのは止めたほうが良さそう」と言っていた。
笑止。
 
= = =
 
タヌキに聞いてみようのコーナー。
今日はお休みです。
「なんで」
家についたので。
それでは、また明日!





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