徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

脱読

原稿を書き終わること「脱稿」と言うので、読み終わるのはさしずめ「脱読」であろう、と思ったら、「読了」があるのを忘れてました。
しかし、「読了しました」というのはどうも変な感じもする。
さればとて、「脱読」の方は勝手な造語であるうえ、「脱獄」を思わせる不穏さを併せ持っている。
 
というわけで、「佐賀のがばいばあちゃん」を読み終わりまして、そろそろ本の在庫が尽きます。
折しも今日は、実験に失敗してむしゃくしゃしていたところ。
腹癒せとばかりに本屋へGO。
割高なので普段は敬遠しているちくま文庫ばかりを3冊買ってやりました。
2200円。
ざまぁみやがれ。
 
さて買ったのは、青山光二「ヤクザの世界」、古今亭志ん生志ん生滑稽ばなし」、同じく「なめくじ艦隊」。
「ヤクザの世界」
なんでヤクザかって言うと、愛読書である浅田次郎の小説にはヤクザが頻繁に登場するから。
浅田次郎の書くユニークで魅力的なヤクザは一体どのくらいリアルなんだろうと、まあそんな好奇心からです。
志ん生滑稽ばなし」
古典落語の本を買うのはかなりひさしぶりです。
本当はもっと買いたいのですが、これがなかなか難しい。
既にたくさんの古典落語を知っているからです。
つまり、落語の本を手に取ってひょいと目次を見てみれば、15ある話のうちまず10は知っている。
ひどい時は知らない話が一つ二つ、なんてことも。
しかも落語の本は一冊900円近くするので、一つ二つの話のために買うのも馬鹿馬鹿しい。
で、この本だと知っている話は22中12。
なかなか良いレートなので購入しました。
「なめくじ艦隊」
志ん生師匠のエッセイです。
以前に小三治師匠のエッセイ(枕話集)「まくら」を買ってみたらおもしろかったので、2匹目のドジョウを狙ってみた次第です。
さて、とりあえず落語が読みますか…。
 
ところでここまでで800文字。
いつしか携帯もタッチタイプできるようになりました。





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