徒然狸 -タヌキの日記-

冬が来たんじゃない、秋が深まったんだっ

ロボットについて(後編)

で、ロボット掃除機の話。

実はルーロを購入する前検討として、ルンバを2週間ほどレンタル、試用していました。

なんせぼくのロボット感は幼いころから読み漁ったアイザック・アシモフに支配されています。

アシモフの金字塔と言えば「I robot」(邦題『われはロボット』)。

映画「アイロボット」の原作であり、彼が描いた壮大なロボットシリーズの中でも、かなり初期の、初歩的かつ原始的なロボットとひととの関わりを描いた作品です。

そしてルンバの製造元はアイロボット社。

幼いころ衝撃を受けた「アイロボット」をぜひとも我が家に招きたいという思いで、ルンバをレンタルしたのでした。

そして。

 

開封してまず思ったのは、「でけぇ・・・」。

たっぷりLサイズピザくらいのかなりの存在感です。

なるほど、アメリカ製だ。

良くも悪くも随所にそれを感じました。

 

●動作音がでかい。

これは悪いこととは思いませんでした。

バッテリー駆動の小型ロボットなので、だましだまし、静かにちょっとずつゴミ収集をするんだろうなと思っていたら、ハイパワーでガンガンほこりを吸いつくす、その力強さはうれしい誤算。

現に、うちはこんなほこりまみれだったのかと驚くほど、大量のごみがあっという間に収集されていました。

 

●サイズもでかい。

うちのようなせせこましい「ザ・日本の住宅」では、かなりの存在感があります。

Lピザがぎりぎり入り込めないくらいの隙間も多く、見ていてやきもきすることも。

 

●センサがおおざっぱ。

いろいろなセンサを駆使して障害物を避けるのかと思ったら、結構ガンガン物や壁にぶつかりながら進路を決定していました。

掃除機としてのモーター音より、突撃音のほうが大きいような。。。

 

●微妙な使いにくさ。

本体からダストボックスを引っこ抜くとほこりがこぼれる、「ピロピロポー」など信号音声を小さくしたり消音ができない。

など、アメリカ的な気の利かなさをちと、感じました。

 

そして2週間の試用期間を終えてルンバとさよなら。

ほとんどペットロスのような感覚で、パナソニックのルーロを購入しました。

ルンバたんを悪く言う気はないですが、やはり日本製。

 

◎小さい。

ルンバより一回り小さく、日本のおうちのせせこましさをよくわかっています。

ルンバでは進入できなかった隙間にも入ってくれます。

 

◎センサ精度がすごい。

ソナー、レーザなど複合センサにより、障害物にぶつかることがほとんどありません。

障害物をギリッギリぶつからないように回避する様子は技術者として感動しました。

 

◎静かなのにパワフル。

使用開始直後はあまりに静かなので集塵能力が低いのかと思いましたが、ほこりを発見すると出力アップ。

力強く集塵しており、ダストボックスを見るとルンバと全く遜色ない集塵能力であることが分かりました。

 

◎ゴミ捨ても簡単、日本製品の気配り。

ルーロはダストボックスを上に引き抜く形で簡単に取り外しでき、中のごみは圧縮されているのでサイクロン掃除機のようにポイッと簡単。

細かい掃除に必要なブラシもダストボックス本体に収納できる気配りっぷりがたまりません。

ゴミ感知センサの感度や音声通知の音量も調整可能。

まあ、さすがとしか。

 

上にも書いた通り、宗教的理由によりほんとうはルンバが欲しかったのですが。

ルーロの購入は正解でした。

 

複雑な気分・・・

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ロボットについて(前編)

我が家にロボットがやってきました。

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パナソニックのお掃除ロボット「RULO」です。

・・・何をいまさらという感じですが、なかなかどうして、感動しています。

ロボットは、かわいい。

 

ロボットについては幼いころからアイザック・アシモフを読んでおり、最終的に(未来では)ロボットと人間とのかかわり方がどうなるか、というイメージを持って生きてきましたが。

実際にロボットと具体的なかかわりを持ったのは就職してから。

うちはメーカーなので工場では様々なロボットが働いています。

多くは腕1本だけの「6軸ロボット」というものですが、それが働くのをじっと見ていて思ったことがありました。

かわいい、いい子だな、と。

ロボットの特技は当然、教えられた動きをミクロン単位の精度で間違いなく、繰り返し行うこと。

単純に、ただ動くだけのグロテクなオブジェととらえることもできますが。

それが一生懸命に僕らの仕事を助けてくれている、と思うと俄然、「かわいい」存在に見えてくるから不思議です。

 

 

・・・そりゃ、アシモフを含めハードSFや創作の世界には、人間と見まごうヒューマノイド・ロボットが登場します。

そんなものが目の前にいて、身の回りの世話をしてくれればそれはかわいいでしょう。

また、言っちゃ悪いがたいして役に立たなくても、漫画のような外観を持ったPepperくんのような存在も、確かにかわいいと感じます。

サービスエリアに立たされたはいいがバッテリー切れでしょぼくれているPepperくんなんか、本当にかわいい。

ダメなんだけど、ダメっぷりがかわいいんである。

そういえば工場の6軸ロボットも、時々作業を失敗します。

何らかの外乱のせいで部品を取り落したりするのを見ると、なんとも微笑ましいものです。

・・・担当技術者は頭を抱えてますが。

RULOも基本的には様々なセンサを駆使して障害物を巧みに避けながら部屋を掃除していきますが。

時々間違って障害物に突撃したりするのを見ると心配になるのと同時に、やっぱりかわいいと感じます。

 

さて、ここまで来るとおいらの単純な感性が見えてきました。

・自律的に動作する

・こちらの役に立とうとする

・時々失敗する

これらの条件を満たす物体を、ぼくはかわいいと感ずるらしいです。

そしてこうも思います。

人と人との関わりが極端に希薄となり、人間は基本的にロボットとしか対面することのないアシモフの描いた世界は、あり得ると。

 

社会の成り立ち~結婚という概念の解剖を書いてみたけど顰蹙を買いそうだったので削除。。

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筋肉痛について

浮世の義理を果たすため、金曜日は会社をサボり有給をとり、土日にかけて他社さまのお手伝いに行ってきました。

我が社は副業不可のため無給で手伝うという約束ですが、顎足甘味酒付きなので割とルンルン気分です。

(※先方の社長が甘党で、おいらが酒飲みのため)

それはまあいいんですが、宿泊したホテルがなかなか洒落ていました。

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いや、見てくれの話じゃなく。

写真中央上部にある玄関の照明にモーションセンサーがついていて、要は人の気配を感じて自動的にON/OFFされる仕組みになっていました。

社内照明なんかではよくありますが、生活空間の中にあるのはなかなか新鮮で。

 

 ふと思いました。

 

このセンサーを欺くにはどうすればいいのか?

 

もはや気分は009です。

早速実験してみる。

普通に歩いていけば、居室と玄関の間仕切りを超えた瞬間に反応して、照明が点灯します。

なるほど、と引きかえし、再び照明が消えるのを待つ。

つぎに、抜き足差し足、ゆーっくり近づいてみる。

おお、反応しないでないか、と感動したのも一瞬。

照明の真下に差し掛かったところで感知されてしまいました。

うーむ。

流石にセンサー本体との距離が近くなると、小さな動きでも感応されてしまうのかもしれない。

今度は匍匐前進。

ホテルの一室でおっさんが一人で匍匐前進。

あっという間に気分はスネークです。(メタルギア

まずは普通の速度?で匍匐しながら玄関に接近。

あっという間にセンサーに感づかれ、照明点灯。

なるほどね、センサーとの距離は関係なく、物体の移動速度が速いと反応するらしい。

ならばと、再び気分をスネークに。

MGS4のスネークのように、体をぴったりと地面につけたのち、ゆっくりと尺取虫のように蠕動し、わずかずつ前進してみる。

おお。

照明の真下までたどり着いた。

潜入成功、ミッションコンプリートである。

しかしついでなのでさらに実験。

このセンサーは高速で動く物体に反応するが、腕を水平に動かしたときと、垂直方向に動かしたとき、同じように反応するのだろうか?

やってみる。

結果。

どの方向にも同じ感度で反応していました。

一通りの実験を終え、満足するワタクシ。

そして本日。

全身筋肉痛。

言っておくが本日月曜日はフツーに自社の勤務日である。

先日の日記に書いた通り人事異動を経て、デスクワークだけではなく体を動かす機会も多いお仕事。

それでなくとも先週頭から無休で働き続ける状態なのに、筋肉痛が加わった。

いやん。

今週地獄☆彡

 

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メタルダーについて

今週のお題「わたしの好きな歌」

 

以前にも救われた超人機メタルダーのOPテーマ「君の青春は輝いているか」に、最近また救われました。

 

日記でこんなことを言うのもなんですが、完全に個人的な話。

ぼくは13歳くらいのころには、自分は化学で食っていくんだという認識があり、そっから博士号を獲る27歳まで、本当に化学一筋の生き方をしていました。

中高の選択科目はなるべく化学に役立つものを選び、高校の余暇で危険物取扱者免状を取得し、大学は理学部化学科。

そして博士課程までの間、授業をさぼるとか都市伝説だろと思いながら、できるだけの学習と修行を行いました。

メーカー入社後は材料開発を主とした開発部門に配属され、そこに根を生やしました。

が、入社6年目に新設の技術開発部署に異動が決定。

それでも当初は材料開発の仕事に勤しみましたが、2年ほど前からあるチームでプログラミングに近い仕事をすることになりました。

化学は生業。本質。

プログラミングは趣味。特技。

どっちでも天職といえば天職ですが。

今から18年ほど前に、ネット上のみで交友のあったある方からいただいた言葉がつねに引っかかっていました。

 

「趣味は仕事にしてはいけない」

 

と。

 

たぶん、趣味と仕事がイコールになってしまうと、逃げ場がなくなってしまうというほどの意味でしょうか。

現在でいえば在宅ワーカーが陥るという問題と近しいものを感じます。

生活空間が仕事と混和してしまうと逃げようがなく、心をむしばまれるとか、そんなあれ。

そしてまた、自分は国から「博士」という称号を頂いた化学者であるという矜持が、枷となっている気もしていました。

 

ただそれだけならまだよかったのですが、チーム内でどうしても回避できない人間関係的な摩擦もあり。

いつしか、材料開発の仕事に戻りたいと思い始めていました。

つまりは人事異動ですが、ふつうはそんな個人的な理由での移動は認められません。

自慢じゃないがプログラマとしてそれなりの結果を出してしまっていることさえも過失に思えました。

だめか。

でも。でも。でも。

そんなとき思い出されたのが、あの一節でした。

「人の運命は誰にも見えない。自分で切り開け。甘えてはいけない。」

 

はたから見りゃそう見えんかもしれませんが、ぼくは人に会って話すのが、苦手と言うか、可能な限り避けたい系です。

でもそれじゃ何も始まらんと。

この歌の一節ははっきりと言っています。

悩みましたが、元いた材料開発部署の課長、現在は昇進して部長になっている方に会いに行き、現状を正直につたえました。

その結果。

「君には悪いけど、それは俺にとって朗報だ」

「実は君を呼び戻したいと思っていた」

との言葉を頂けました。

そして自部署の部長にも話を通してもらい、自分からも説明に行き、異動が実現。

今月より、材料部署での勤務が始まりました。

 

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。

といえば大げさですが、やはり膠着は行動でしか解決できないし、言葉にしてみれば案外伝わるし、駄目だと思っていたことが存外うまく進むこともある。

自分で切り開け。甘えてはいけない。というのは、厳しい言葉ではなく実は可能性を示す優しい言葉なのではないか、とか。

 

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遠い目になった件について

カード類を整理していたらあの日救急外来でつくってもらった診察券が出てきまして、なぜか生年月日の一部の「8」が「6」に誤記載されていました。

左肩を粉砕骨折して右手は血まみれだったので、書いた字が汚すぎて読み間違えられたのか、

動転してて自分で書き間違えたのか、

山の中ののどかな病院にガチ怪我人が来て動転した先方が入力し間違えたのか、

想像が広がりんぐ。

 

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みたび煮てやることについて

例の煮魚レシピ、家に砂糖がないのでみりん多めのカスタムにしていましたが。

至高のおでん作製の時に買った中ざら糖がそのまま残っていたので、さらにカスタム。

あと少し前に羅臼昆布も買ったので使ってみる。

羅臼昆布は利尻昆布に比べ、煮汁が濁ってしまう反面、濃厚な出汁が出るんである。らしい。

 

煮魚(中ざら羅臼カスタム)

1.鍋に水300 mlを入れ、羅臼昆布1枚(5 g相当)をひたし、中火にかける。
2.なべ底に気泡がいっぱいついてきたら昆布を除去する。
3.みりん45 ml、醤油60 ml、中ざら糖大さじ2を反応系に投入し、ひと煮立ちさせる。
4.魚を反応系に投入。

  複数入れるときは1枚ずつのんびり入れないと分子間力でひっつくので注意。
5.落し蓋をし、ついでに鍋のふたもする。
  落し蓋がない場合はキッチンペーパーでもよい。
6.沸騰状態を保つ程度の弱火で20分放置する。
7.火からおろし、10分放置する(煮含め効果で味がしみこむ)。
8.喰う。

 

あ、望んでいた完璧な味になったかもしれん。

 

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話の聞き方について ~なんでお前なんかにそんなこと言われなきゃいけないのかというのは置いといて~

べつに説教臭いことでも小難しいことでもなく。

そいつの話の聞き方を見れば、相手の経歴、特にプレゼンテーションの経験、アカデミアでいえば授業をした経験の多寡をはっきり判別できます。

・・・簡単なことです。

壇上に立ち話をしているとき、聴衆の中でうんうんと頷いて見せるとか、話の内容で表情を大きく変える人間は、十中八九、同じように壇上に立った経験がある。

そんな「気がします」(笑)

 

学生時代に他大学で教員をやっていたことがあります。

具体的には化学実験で、15人くらいのグループを受け持ち、最初の導入説明から後片付けまで実験の実技指導をしました。

(豆知識! 後片付け・・・洗浄技術は化学の奥義の一つなのだ。実験器具を「化学的に完璧に綺麗に」するためには一生かかるぞ!目的に応じてどうやってどの程度洗えばいいか考えないといけないのだ)

学生実験ですから最初からどんな結果になるかはわかっている実験内容ですが、話の中身は専門知識の応用ですからなかなか難しく。

何をどう説明するか事前に準備してはいるものの、きちんと理解してもらうためには、現場で相手のリアクションを観察しながら、ここはもう大丈夫だとか、ここはもう一つ例を挙げなきゃとか、判断が必要になります。

偏差値70越えとか混じっているような、こっちより数段勉強ができる学生たち。

真剣に聞いて、理解しようとしているのはわかります。

しかしそのリアクションの乏しいこと。

頭を高速回転させている故に、自分の体、表情筋その他のコントロールがおろそかになっているイメージです。

こちらの、馬鹿丁寧なまでに噛み砕いた、はずの、説明を分かってくれてりゃいいですし、頭のいい学生群ですからわかってるんでしょうけど。

それでも能面のようなノーリアクションでは不安になります。

 

逆に言えば、自分が壇上に立ち、話をした経験があれば、敵対していない誰かの話を聞くときには相手を安心させるため、自ずとリアクションが大きくなるんでは?と思うのです。

 

例の件で新入社員に話をしたとき、明らかにリアクションの大きいやつ、能面のやつの2パターンおり。

少数派のリアクション民に心を救われた気分でした。

だってー。

どうやったら仕事がおもしろくなるかーって話をして、実例としてゲーム画像まで出してそのキャラクターのマネまでしながらしゃべってて、能面でいられたら死んじゃいます。

(人事に怒られるんではとおもったけど今のところ無事)

 

噺家殺すにゃ刃物はいらぬ あくび三つで即死する

 

なんて都都逸もありますが、まさにそんなです。

でまあふと思ったのですが、もしかしたらリクルーター相手の会社説明会なんかでも、人事担当はそういうところを見て、経歴を推し量っているのかもしれませんね。

オチはないです。

 

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 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。